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Basic course 2025への参加 世界基準の根管治療を目指して ① | いとう歯科診療室

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2025/04/29

ホームページをご覧頂きありがとうございます。

根管治療、皆様、ご存じでしょうか?

大きなむし歯で歯の内部の歯髄(神経と血管)まで細菌感染起こしてしまった歯や、
以前、治療した歯の根の先に病変ができてしまった歯に行う処置です。

よく歯科医院で「神経とりますね~」とか「根の先に膿がたまっているので、根の治療しますね」
と言われるやつです。

この根管治療を世界基準の診療に引き上げたいと思っているのです。

「日本の根管治療は世界基準ではないのか?」
と思われるでしょうが、残念ながら日本はかなり遅れてしまっています。

先進国なのに?

そこは医療制度の違いが大きく影響していると思います。
ざっくりいうと、例えばアメリカの根管治療と日本の根管治療では
その診療費が全然違います。アメリカの約10分の1以下で治療しなくてはなりません。

ラーメンで例えると、アメリカでは2000~3000円でラーメンを提供できるので、こだわったラーメンが提供できるでしょう。
一方、日本では国から200円でラーメンを売りなさいと決められているようなものです。
200円で売るのに、出汁にこだわって、自家製麺でといわれたら、当然赤字ですね。
そもそも200円ではラーメンは提供すること自体できないかもしれない。これが日本の根管治療。

それでも、今までは何とか世界基準とまではいかなくても、ラバーダムをかけたり、努力してきたつもり。
でも、そろそろ限界。

どんどん新しい器具、新しい材料が出てくるなかで、
今のままで世界基準の根管治療を提供するのは難しいと思っています。

私は歯周病専門医なので、歯周病治療に関してはある程度、一般歯科医院よりは
経験も積んできました。
今後も歯周病治療が当院の柱であることは変わりないのですが、
根管治療も世界基準の診療技術を習得し、柱にしたいと思っています。
https://www.ito-dental-office.jp/clinic

というわけで、この4月から博多でご開業されている「まつうら歯科医院 歯内療法専門室」の
松浦顯先生が主催する根管治療のセミナー「Basic course 2025」に参加することにしました。
https://fukuoka-endodontics.com/?page_id=45
松浦先生は日本で4人しかいない、米国歯内療法学会認定の専門医です。
1年間、毎月博多に行って勉強します。
その様子を報告できたらと思っています。

そして少しずつ当院の根管治療も変化していくことになるでしょう。