2025/08/29
このコースもはや4回目、1/3が終了したことになります。
今回は「細菌の減少と拡大号数、歯根破折を防止するような根管形成方法は?最良の根管充填方法とは何か」の講義を受けてきました。
アメリカのすごいところは、様々な治療方法を基礎、臨床研究から良い方法を検討して、採択し、大学にてしっかり教育するところでしょう。
日本では根管治療の講義はどうなっているのだろう。私がいた頃と変わらない内容だとしたら、かなり遅れていることになる。
従来の方法で根管治療を行うと失活歯のトラブルの代名詞、「歯根破折:歯の根が折れてしまうこと」が生じやすいが、現在、学んでいる米国式根管治療を行えば歯根破折は防ぐことができる。
皆さんにはわかりやすく「神経と血管を除去した失活歯は脆くなるので、歯根破折が生じやすい」と説明していますが、マニアックに説明すると、その神経と血管を除去する方法によって歯根破折が生じやすいか否かが決まるということです。
細菌を除去でき、あまり大きく根管を削らない号数はいくつなのか、手間がかからず、緊密に根管を充填する方法はどのような方法なのか。
講義を受けて明確になりました。
日本では一番の不採算部門である根管治療。最新の方法を学ぼうとする熱意を持った先生方の中で勉強していくことは自分のモチベーションにもなります。
また来月、講義ととんこつラーメンを楽しみに、日々精進。