2026/02/07
Basic Course 2025 第9回
外科的歯内療法(歯根端切除術)の基礎, 支台築造の基礎とその実習
Basic Course 2025 第10回 実習(大臼歯)
昨年末はバタバタしていてブログの更新が遅れてしまいました。
今回は第9回と第10回の合併号とさせて頂きます。
さてまず第9回ですが、外科的歯内療法、つまり通常の根管治療で治癒しなかった場合、
日本では治癒するまで根管治療を半年間以上ねばってやられることもあるようですが、しっかりした方法で、根管治療を行った場合、治癒しないものは治癒しませんので、次の段階に進む必要があります。
それが、外科的歯内療法です。外科的歯内療法には「歯根端切除術」、「意図的再植」があります。それぞれ適応症があり、すべての歯に適応されるわけではありませんが、これが根管治療最後の砦となり、この外科的歯内療法を含め、根管治療の成功率は9割を越えます。
ですので「外科的歯内療法をマスターできないと、根管治療の土俵に上がれない」というのが師匠(松浦先生)のお言葉です。
今回はその導入部分のお話でした。
来年度Advance course 2026に参加し、外科的歯内療法を学んでいくつもりです。
今までも前歯を中心に歯根端切除術は行っておりましたが、より科学的根拠に基づく術式、また、術野が十分確保しにくい6番の近心まで対象となるその方法を学びます。
第10回では大臼歯の抜去歯を用いて、実習を行いました。
受講生もすでに臨床で米国式根管治療を行っているせいか、皆、スムーズに実習に取り組み、次々と根管充填までこなしておりました。
臨床での疑問点が、実習でわかることも多いのです。
たとえば、Ni-Tiロータリーファイルは拡大においてはストレスなく、早く行えますが、どの程度までファイリングするのか、自分は回転しない状態でそのファイルが目標のところまでスムーズに入るまでファイリングしています。そうするとどうしてもファイリングの作業が多くなるので、ほとんどの場合、先端にデブリ(切削くず)が詰まります。ですので号数が上がるたびにPatency File(10号のファイルを1mmほど穿通させる)を行う必要があります。
このPatency Fileをサボると、根尖からバイオセラミックシーラーが出ない、臨床であれば根尖病変がある場合、シーラーパフができないことを意味します。
実習では抜去歯を用いて根管治療を行うので、臨床ではできない、根管充填後に根尖を確認することができます。Patency Fileしないと抜去歯の根尖からシーラーが出てきません、デブリが根尖に詰まっているからでしょう。面倒ではありますが、丁寧なファイリングとPatency Fileの操作が形成の際には重要ではないかと考えています。
いよいよ残すところあと2回、次回は実習(テスト)、次々回は症例発表となります。
1月は1週ずれたら大雪のため飛行機飛ばなかったな(汗)。
来月も無事に往復できますように!